[東京 31日 ロイター] 野村ホールディングス<8604.T>は31日、ホールセール部門で2014年3月期までに総額10億ドルのコスト削減を実施し、2016年3月期の主要3部門の税引き前利益を2500億円に拡大する方針を明らかにした。
12年3月期に比べ5.4倍の規模になる。
ルイビトン投資銀行部門におけるシェア拡大とホールセール部門の黒字化、預かり資産残高の積み上げで達成させる方針。
今回のコスト削減は、昨年秋から実施してきた総額12億ドルのコスト削減に続く措置で、フロントだけでなく、ミドルやバックオフィスでも実施する。
コピー エルメス野村は、欧州債務問題の長期化などで厳しい経営環境が当面続くため、収支改善にはもう一段の削減が必要と判断した。
同方針は同日開催された部店長や幹部を集めた会議で永井浩二グループCEOが明らかにし、広報担当者が記者説明会で発表した。
財布 chanel野村は増資インサイダー問題を踏まえ、渡部賢一氏らトップが退任。8月1日付で永井氏がグループCEOとなる新体制になり、新たな戦略を詰めていた。
ルイヴィトン 財布広報によると、永井CEOは説明の中で、アジアに立脚したグローバルな投資銀行である戦略は変えないと強調。また、今年7月に経営トップの辞任に至った増資インサイダー問題に関連して、公共財である資本市場に携わるリーディングカンパニーとしての責務を腹の底から感じる必要があると訴えたという。
ヴィトン店舗業績面では、創業90周年にあたる2016年3月期に、グループの主要3部門の税引き前利益の合計を2500億円にする目標を掲げた。2012年3月期は461億円だった。
chanel バッグ 新作欧州のホールセール部門を中心にコスト削減を実施するとともに、投資銀行部門の手数料シェアを拡大することで、大幅な収益回復を目標とする。
部門別の目標の内訳は、ホールセール部門の2016年3月期の税引き前損益が1250億円の黒字(2012年3月期は375億円の赤字)、リテール(営業)部門で1000億円(同631億円の黒字)、アセットマネジメント部門で250億円(同205億円の黒字)。
財布 chanel預かり資産の目標は90兆円(現在約70兆円)とする。
グループCOO(最高執行責任者)でホールセール部門のヘッドの吉川淳氏は同じ会議で、ホールセール部門の税引き前利益目標(1250億円)の国内外の内訳について、日本750億円、海外500億円にする方針を示した。
財布 chanelコスト削減などのさらなる詳細は、9月6日開催予定の投資家向け説明会で説明するという。
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